電子帳簿保存法(電帳法)のうち、国税関係書類の「スキャナ保存」と「電子取引」に必要な機能をご提供しています。
共通/個別のシステム機能要件をそれぞれご紹介します。
共通
入力者(または責任者)の情報の確保
文書を登録する際の必須項目である作成者型の属性項目により、入力者の情報を記録することができます。また、ワークフロー機能を利用し、責任者が入力内容を確認・承認することで、責任者の情報を記録できます。

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訂正・削除の履歴を確保
データの訂正・削除を行った場合にその記録を残すことができます。 訂正については改訂機能を、削除については廃棄機能を利用することで履歴を残すことが可能です。
※電子取引の保存については、本機能によりデータにタイムスタンプを付与することなく保存することが可能です。


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検索機能の確保
楽々Document Plusの属性項目として、データ保存時に書類の種類または勘定科目毎に日付や金額、その他主要な項目を登録することで、検索要件を満たすことができます。
楽々Document Plusでは属性項目に対する検索(日付と金額については範囲検索)が可能で、値が未登録であることを検索する機能も提供しています。

スキャナ保存要件
PDFファイルにタイムスタンプを付与
PDFファイルにタイムスタンプを付与して、国税関係書類のスキャナ保存ができます(※1)(※2)。

また、楽々Document Plusの画面上からタイムスタンプ付PDFファイルのダウンロード、タイムスタンプ付与の状況確認が行えます。

電子取引要件については、タイムスタンプの付与が不要な「訂正削除の履歴を記録するシステム」としてJIIMA認証を取得していますが、タイムスタンプを付与して保存することも可能です。
スマホ撮影の画像でもOK
スマホやタブレットなどで撮影した画像ファイル(png, jpg, jpeg, gif, bmp)をPDFに変換し、電子帳簿保存法の要件である画素数の保存を行いつつタイムスタンプを付与できます。
これにより、紙で授受した領収書などは、わざわざ出社してスキャニングする必要はなく、在宅ワーク中や外出先から領収書などをスマホで撮影し、そのまま楽々Document Plusに登録することで電帳法(スキャナ保存)に対応できます。

また、画像からPDFに変換した後は、ビューワから画素数情報を表示し、電帳法の要件を満たしているかを確認できます。
スキャナ保存要件
解像度情報を保持
国税関係書類をスキャナ保存するための要件である解像度情報の保持について、楽々Document Plusでは画像の解像度情報をビューワ画面で確認できます。

スキャナ保存要件
検査対象のファイルを一括検証
登録日や管理No.で検索し、検査対象を抽出できます。
抽出された検査対象のファイルに対し、改ざんの有無を一括検証できます(※1)。

- (※1)タイムスタンプと一括検証はセットオプションとなります。
- (※2)タイムスタンプ付与には、アマノセキュアジャパン株式会社が提供するe-timingの契約・費用が別途必要です。