AS/400をWeb化するうえでの課題

昨今、システムの運用形態が従来のホスト型やクライアントサーバシステム型からWeb化へ推移していく中、AS/400を利用している企業内でレガシー化しつつある既存資産をいかにモダナイゼーション(近代化)していくのかという課題が顕在化しています。

AS/400で利用しているアプリケーションを全面改修するには、多大なコストと時間がかかり、企業にとって負担が高くなります。パッケージに切り替える場合でも、自社の業務要件に合ったものはなかなか見つからずに膨大なカスタマイズが必要になります。

AS/400のアプリケーションをWeb化する目的は、実際のところ基幹業務システムのベース部分のプロセスやロジックに大幅な変更が迫られているわけではなく、画面の操作性改善やマルチブラウザ、マルチデバイス対応などを行いたいという要件が大半を占めています。
この場合、全面改修やパッケージ導入での対応ではなく、ユーザが利用するフロント部分の画面のみをWeb化することで要件を満たすことができます。

楽々Frameworkを活用するメリット

楽々FrameworkはWebアプリケーションを構築するための基盤ツールです。したがって、このツール上でシステムを構築する必要が出てきますが、なるべくコーディングせずにアプリケーション開発ができるコンセプトで開発できることを目指しています。極端に表現すると、業務を知っているSEがプログラムを書くことができることを目標としています。

AS/400技術者はPKGを主に利用されていると思いますが、一部RPGなどの簡易言語でも構築しているかと思います。Webというと、HTMLをはじめ、JavaScript、CSS、perl、Ruby on Railsなど難しい技術・言語を利用し、ごりごりコーディングしなければならないという印象を持つ方も多いかと思いますが、楽々Frameworkでは一切そのような必要はありません。

統合開発環境Rakstudioにて、画面レイアウト、画面遷移、ロジックの組み立てをGUI画面で操作しながら実現することができます。AS/400技術者はプログラマとしてコーディングを主業務でやってきてはいないものの、業務内容には熟知された方が多いはずです。そのような方でもRakstudioを使って簡単にシステムをWeb化することができるのが、このツールなのです。
(かんたん構築)

さらに楽々Frameworkは、テーブル情報から自動的にWebアプリケーションを自動生成する機能を持っています。テーブル情報を楽々Frameworkで定義するだけで、各テーブルごとに、検索や登録、更新、削除、CSVやExcel形式でのデータ出力などの機能が備わったプログラムが自動生成されます。自動生成されたプログラムはWeb画面上からRakstudioを使って調整することができますので、ノンプログラミングでカスタマイズすることができます。
(「楽々Framework3」ブログ:テーブル定義逆生成ってなんぞや?)

このようにデータベース定義情報さえあればWebアプリケーションが構築できるので、AS/400システムである、ということを意識する必要はありません。フロントシステムの開発は、AS/400技術者でなくクライアントサーバシステムの開発しか経験したことがないようなWebシステム開発未経験メンバーであってもAS/400のユーザが利用するフロント部分の画面を簡単にWeb化することができます。ですので、AS/400技術者不足で移行もできないとお考えの企業様におかれましても、スムーズにWebアプリケーション化を支援させていただくことが可能です。

構築したWebアプリケーションは、特別に意識することなく楽々Frameworkで標準対応しているInternet Explorerや Mozilla Firefox、Google Chrome、Safariで利用でき、スマートフォンやタブレットでなどでの利用も可能となり、様々な業務シーンで利用できるシステムへ生まれ変わります。
(クライアントの動作環境)

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簡単プログラミング

データモデリング(データ中心設計によるアプローチ)を行い、データ定義情報を作成した後、データ定義情報から自動生成されたプログラムをWeb画面上で調整するだけで業務システムを開発することができます。しかも部品組み立て型なので仕様変更時も再生成などの面倒な作業が不要です。

部品組み立て型の簡単プログラミング

帳票出力(SVF/JasperReports)

PDF帳票を出力することができます。帳票ツールとして、SVF/JasperReportsに対応しており、ご要件に応じた選択が可能です。

帳票ツールとして、SVF/JasperReports に対応しています

帳票出力(Excel)

出力したい様式のExcelファイルをテンプレートとして用意しておけば、簡単なパラメータ設定を行うだけで、データを埋め込んだExcelファイルをダウンロードできます。

ヘッダ・明細(HDR/DTL)

ヘッダ・明細形式(HDR/DTL)のファイルに対応しています(複数のデータそれぞれに対してHDR/DTL形式のExcelファイルを作成できます)。

ヘッダ・明細(HDR/DTL)

ヘッダ(HDR)/マトリックス

マトリックス集計を行ったり小計・合計行を出力できます。

ヘッダ(HDR)/マトリックス

複雑なレイアウト

決算資料のような複雑なレイアウトを表現できます。

複雑なレイアウト

スマートフォン・携帯対応

PC・スマートフォン・携帯電話をアクセス元から自動判別して表示します。
楽々Framework3が表示内容を自動変換するため、個別の表示設定は不要です。
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