充実した機能
画面設定のみで、ワークフロー、帳票出力などが自由自在で、リッチな画面も簡単に実現できます。また、セキュリティ要件などシステムに必要な非機能要件も充実しており、高機能なシステムを開発できます。
モバイルアプリケーション作成機能
モバイルアプリケーション作成機能を利用することで、PCを持ち込めない場所での作業や、カメラ・GPSを搭載したデバイスを利用した業務でご活用いただけます。
例えば、外出先で営業がスマホを利用して、地図上にプロットされた現在地周辺の顧客を訪問する、あるいは、PC(パソコン)が持ち込めない工場で、カメラを利用してバーコードを読み取り出荷業務を行うなどが考えられます。
本機能を利用して、スマートフォンなどのスマートデバイスにインストール可能なネイティブアプリケーションを生成できます。楽々Framework3 で生成したHTMLやCSS、JavaScriptをApache Cordovaを使用してモバイルアプリケーションに変換します。

図:RakStudioでの開発画面
- iOS、Androidのモバイルアプリケーションの作成が
可能です。 - 標準の地図検索サービスはOpenStreetMapですが、
他の地図検索サービスに変更することが可能です。

テスト自動化(Selenium3連携)
楽々Framework3はテスト自動化ツール「Selenium3」と連携し、テストの自動化が可能です。Selenium3で画面操作を自動化し、楽々Framework3で作成したプログラムのテストを実行することができます。
例えば、仕様変更によるプログラムの改修が発生したときに、同じテストを繰り返し実施し、他のプログラムに影響がないかの確認をします(リグレッションテスト)。その際に、手動による画面操作では操作ミスを誘発し、また大規模なシステムになると全てのテストを再実施することは工数の観点からも現実的ではありません。
Selenium3を活用し、人手をかけずに修正直後の早い段階から実行することで考慮漏れによるデグレードを未然に防ぐ効果が期待できます。
また、プログラマが安心してリファクタリングを実施できるというメリットもあります。

また、Google ChromeのSelenium IDEプラグインを利用することで、画面操作を記録し、楽々Framework3に取り込んで自動テスト実行を行うことも可能です。
リッチクライアントなみの操作性
楽々Framework3はHTMLベースの画面を採用しつつ、クライアントサーバなみの操作性を提供します。これにより、シンプルな操作性が求められる製造現場やデータ入力中心の業務でのマウスレス操作や、縦横スクロール可能な一覧画面表示が可能です。
しかも特別なコーディングは必要ありません。ノンプログラミングで使いやすい操作性を実現します。
例えば、下記の機能もノンプログラミングで実現できます。
- 1.リターンキーや矢印キーでのカーソル移動
- 2.フォーカス部分の色の反転
- 3.縦横スクロール可能な一覧表示
- 4.コード入力後、データベースアクセスして名称表示
対象が複数あれば自動的にサブウインドウを開き選択 - 5.日付入力の補完
「3」と入力すれば2017/01/03と表示(今年、今月) - 6.ポップアップウインドウの表示/選択
- 7.項目ごとのヘルプ表示
未入力の入力欄に説明や入力例を薄く表示
項目毎の説明をポップアップ - 8.日付の和暦表示や曜日の表示

BI(グラフ/ガントチャート/マトリックス)
グラフ
あらかじめ用意されているグラフコンポーネントを利用すると、さまざまなグラフを表示することができます。

ガントチャート
日付の範囲を持つデータをガントチャートとして表現できます。タイトルと日付を固定し、画面内でスクロールができ、マウスによるドラッグ操作で、作業(タスク)の配置場所や日付範囲の変更を行うこともできます。

マトリックス
データを集計し、マトリックス形式で表示することができます。

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非機能要件
楽々Framework3ではきめ細かな非機能要件にも対応しており、下記の機能が標準装備されています。
データ制御
- トランザクション制御
- 画面遷移間のデータ整合性確保
- 排他制御
セキュリティ
- アクセス制御(PG単位)
- ダブルクリック防止
- 右クリック防止
- SQLインジェクション対応
- クロスサイトスクリプティング対応
- アップロード/ダウンロードデータ制限
- DoS攻撃対応(二重送信防止)
- ユーザー認証(CSV/DB/LDAP/AD/SAML)
- メニュー制御
- “戻る”ボタン防止
- 不正アクセス制御
- なりすまし防止
連携機能
- スマートフォン対応
- SaaS対応
- ERP連携
- MSExcel・Word連携
- Apache OpenOffice連携
- SpreadJS連携
- 携帯端末対応
- 検索エンジン連携
- ワークフロー連携
- 帳票連携
- 各種連携対応
簡易リッチクライアント
- カーソル/リターン/ファンクションキー移動(マウスレス操作)
- 一覧画面でのページング/ソーティング
- 一覧入力画面での途中行挿入・動的行挿入
- 区分計・小計・総合計・ページ内合計自動表示
- データ部スクロール まとめ表示
- 項目入替、項目表示/非表示、ノンストップ・スクロール
- クライアントエラーチェック
- リッチテキスト型
入力支援
- インクリメンタルサーチ、入力補完、数字カンマ自動編集
- カレンダー表示・日付入力自動フォーマッティング
- 入力チェック(必須、型(日付/数値)、文字固定、過去日、範囲指定、文字制約、参照整合性等)
その他
- HTMLデザイン機能
- スタイルシート対応
- 多国語対応
- 再印刷機能
- ログ(アクセスログ)出力
- ファイル管理
- クライアントへのHTML圧縮送信
- メール送信
- バッチ処理
- 構成管理機能
- 運用監視機能
- メッセージ管理
- コネクション管理
SVF連携
SVFと連携して、プリンターへのダイレクト印刷やPDF帳票の出力を実現します。SVFで設計したファイルを帳票サーバーに保存すると、ブラウザ画面から呼び出した際に、プリンターへ直接印刷したり、自動でPDF変換してポップアップ表示します。

ワークフロー機能
楽々Framework3で作成したWebシステムと楽々WorkflowII(弊社ワークフロー製品)と連携し、ワークフローを組み込むことができます。

リッチなインターフェース
Ajax技術をフル活用したダイナミック・プレゼンテーション部品などを使用することにより、業務画面の操作性を飛躍的に高めることが可能です。利用者の多様なニーズに対応した表示部品を組み込むことで、開発工数も大幅に削減できます。
Excelのような操作感
Excelのような操作で表示/編集を可能にする項目型が用意されています。
項目を配置するだけで、ブラウザ内にもかかわらず、Excelを使用している感覚で操作ができます。

コンポーネントとしてもご利用が可能です。

リッチテキスト
ブラウザ内でテキストの装飾、箇条書きやリンク設定ができます。 表示される見た目と同じ状態での編集が可能です。

SELECT項目の連動
関連する複数のSELECT項目の選択候補を動的に変更することができます。
例えば、「地域」を選択すると「都道府県」の選択候補が「地域」によって絞り込まれる、といった動作を実現します。

表示幅スライド調整
データベースの検索結果を表示させる画面で、各表示項目の表示幅をマウスのスライド操作で利用者が自在に調整することが可能です。また項目の表示順序も利用者が随時変更することができます。

項目の表示/非表示切替
データベースの検索結果を表示させる画面で、表示された項目を非表示にしたり、表示されていない項目を表示させたりすることが可能です。

検索語入力補完
データ検索の検索条件入力画面で、入力した文字列に該当する候補語を一覧表示させることができます。例えば製品コードの1桁目、2桁目、3桁目と入力するのにあわせて、該当する製品コードと製品名の一覧が表示されるので、利用者はその候補の中から選択することで検索条件を簡単に指定することができます。

ノンストップ・スクロール
データベースの検索結果を表示させる画面で、検索結果が1ページにおさまらない場合、まず1画面分の結果だけを表示させておいて、利用者がスクロールバーをスライドさせたときに続きのデータを次々に読み込んで表示させることができます。
検索結果を大まかに知らせるような場面で便利な部品です。

マイレイアウト機能による表示設定の保存・呼び出し
ダイナミックプレゼンテーションによる項目表示・幅や表示順序、表示・非表示などの設定内容は、システム利用者が保存でき、次回ログイン時に呼び出して使用することができます。
これにより、システム利用者ごとに業務上使い易い表示形式にカスタマイズして、繰り返し使用することができます。
バッチ処理機能
バッチ処理とは一定量の、あるいは一定期間のデータを集めて一括処理するための処理方式です。
バッチ処理は、汎用コンピューター時代から業務システムには必要不可欠な処理として、認識されています。例えば、当月の売上データから請求データを作成するような処理で、一定量の大量データを効率的に一括処理するために利用されます。
バッチ処理は、業務処理のため業務ロジックの実装が必要となりますが、1から構築するには多大な時間とコストがかかります。
楽々Framework3では、バッチ処理構築においても部品化されていて、業務処理ロジック記述のコード量を大幅に削減することが可能です。


さらに、実行する時間を指定したり、バッチ処理の連携管理(ジョブ管理)も備えており、本格的なバッチ処理がローコードで実現できます。