エンタープライズサーチ「QuickSolution®」が生成AI連携(RAG)機能を強化
~文書を指定しての対話や、よく使う指示の登録などで社内情報の活用を推進~
2025年8月26日
住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズサーチ「QuickSolution®(クイックソリューション) Ver.13.5」を2025年8月29日より販売開始します。本バージョンでは生成AI連携(RAG*1)機能*2を強化し、検索結果に対する対話に加えて、その中から単一の文書を指定しての対話も可能になりました。また、対話でよく使う指示(要約・翻訳など)は、定型指示として自由に設定可能で、対話画面を開かずクリックだけで実行できます。生成AI活用の幅が広がったことに加えて利便性も向上し、これまで以上に社内情報の活用を推進します。
4つの市場調査*3でシェア1位を達成しているQuickSolution®は数100TB(テラバイト)までフルレンジに対応した、純国産のエンタープライズサーチ(企業内検索システム)です。ファイルサーバや各種社内システム、クラウドサービスであるSharePoint OnlineやBoxなどに散在する情報を、横断的に文書の中身まで検索できます。Officeファイルだけでなく、スキャンした画像PDFや写真なども画像OCR検索で簡単に探し出し、組織全体で業務効率化/ナレッジマネジメント/DXを強力に支援します。
また、生成AI連携(RAG)機能により、社内情報に対して質問応答も可能です。RAGを活用しChatGPTなどの生成AIと連携することでエンタープライズ生成AI検索を実現し、膨大な企業内情報から利用者が知りたい情報を的確に回答します。信頼できる社内情報を元に対話形式で情報を得られるため、これまで以上に社内ナレッジ活用を推進します。
今回販売する「QuickSolution® Ver.13.5」では、生成AI連携(RAG)機能を強化しました。

検索結果に対する対話に加え、単一の文書を指定して対話可能に
検索結果内の単一の文書を指定して生成AIと対話することが可能になりました。これまでは、検索で抽出された複数の文書の内容にもとづいて対話する仕様でしたが、今回、単一の文書を指定して対話することもできるようになりました。例えば、英語等の外国語で記載された文書を要約し翻訳することで、容易に日本語で概要を確認できます。このように、お客様の意図に沿った的確な回答が得られるようになりました。
よく使う指示をクリックで実行可能に
要約・翻訳などのよく使う指示を、対話画面を開くことなくクリックで実行できます。例えば、長文の文書を即座に生成AIに要約させて、内容を把握するといった使い方が可能です。クリックで実行できる定型指示の内容は自由に設定できるため、お客様の運用に合わせて効率的に検索結果を活用できます。
Amazon Bedrockに対応
AWS(Amazon Web Services)が提供するAmazon Bedrockに対応し、ClaudeとAmazon Novaが利用可能になりました。これにより、AWSを中心に社内システムを運用しているお客様に、QuickSolution®の生成AI連携(RAG)をスムーズにご利用いただけます。また、AWSの閉域環境で生成AIを活用することでセキュアな状態を確保できます。
生成AIサービスの最新モデルに対応
従来サポートしているChatGPTとGemini(Vertex AI)の最新モデル、「GPT-4.1、GPT-4.1 mini」、「Gemini 2.5 Pro、Gemini 2.5 Flash」に対応しました。これにより、高精度かつ迅速に回答を生成できるようになりました。
フォルダや検索対象を指定し、検索不要で対話可能な機能の充実へ
フォルダや検索対象を指定して、検索不要で対話ができる機能を9月末リリース予定です。例えば、社内規定が格納されているフォルダを指定し、規則や社内手続きについて質問するといった使い方が可能です。生成AIが参照する情報を柔軟に指定できることで生成AIの利用範囲が広がったことに加え利便性も向上し、これまで以上に社内情報の活用を推進します。
今後もますます需要が見込まれる、DX時代のエンタープライズサーチ市場において、生成AI検索対応のQuickSolution® は、“AI検索で「探し方」改革!”をキーワードに、時代のニーズを先取りした製品開発に取り組んでまいります。
*1:RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)は、外部の情報源を検索して必要箇所を抽出し、その内容に基づいて大規模言語モデル(LLM)に回答を生成させる技術です。
*2:QuickSolution®の生成AI連携(RAG)機能はオプションです。OpenAI社のChatGPT、Microsoft社のAzure OpenAI Service、Google社のGemini(Vertex AI)、Anthropic社のClaude、Amazon社のAmazon Bedrockなどに対応しています。Azure OpenAI Serviceの利用により、高度なセキュリティ環境で生成AIを活用できます。また、AWSの閉域環境でAmazon Bedrockを利用することにより、セキュアに生成AIを活用できます。
*3:QuickSolution®は、下記の4つの市場調査レポートでシェア1位の四冠を達成しました。
富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2017~2025年版」検索エンジン パッケージ市場(2016~2024年度)(9年連続)
アイ・ティ・アール「ITR Market View:対話型AI・機械学習プラットフォーム市場2024」検索・探索市場:ベンダー別売上金額シェア(2017~2023年度)(7年連続)
デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション・モバイル管理ソフトの市場展望2019~2024年度版」エンタープライズサーチ/検索エンジン市場:ベンダー別出荷金額・出荷社数シェア(2018~2023年度)(6年連続)(https://mic-r.co.jp/mr/03230/)
富士キメラ総研「人工知能ビジネス総調査 2022年版」ナレッジマネジメントソリューション市場(2021年度)
QuickSolution®について
Webサイト
https://www.sei-info.co.jp/quicksolution/
5分で分かるQuickSolution®カタログ&事例資料
QuickSolution®の簡単な説明資料のほか、業務効率化やDX、ナレッジマネジメントの成功事例を下記ページよりダウンロード可能です。
https://www.sei-info.co.jp/quicksolution/download/
Webセミナー(ウェビナー)のご案内
多くのお客様で採用されている活用方法から毎回1テーマを選び、事例やデモを交えながらQuickSolution®の活用方法をご紹介しています。生成AI連携(RAG)に興味がある方もぜひご参加ください。
「企業内検索」で、かんたん業務改革!
- 企業内検索で業務効率化
- RAG対応、企業内検索×生成AIがもたらす効果
- ナレッジマネジメントのよくある課題と解決法
- DXを急ぎたいあなたに、検索DXのすゝめ
- システムへの検索エンジン組込で競争力強化
お申し込みはこちら
https://www.sei-info.co.jp/quicksolution/event/webinar-qs/
主な特長
大容量 | 1サーバで50TB(1億2000万ファイル)を2~3秒で検索、数100TBまで拡張可能 |
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高精度 | 検索漏れなく重要文書を上位表示、セマンティック検索(意味・構文を解析)、適合性フィードバック(利用者の行動を検索結果に反映) |
簡単・安心運用 | 直観的な操作性、Click Navi®で技術伝承、チャットボット、充実の権限管理 |
整理・分類・活用 | 生成AI連携(RAG)で社内情報を回答、お気に入り/共有タグで整理・分類、Know-Who/スマートパネルで情報活用 |
充実の分析機能 | 検索結果の可視化、文書分類/クラスタリング、シソーラスビルダ、固有表現抽出 |
豊富な実績 | スマホ/タブレットからの利用、クラウド、仮想環境での運用、多言語対応 |
システム連携 | 純国産・豊富なAPI、他システムとのシームレスな連携 |
高機能ビューワ | サムネイル/ビューワでヒットページをダイレクト表示、ヒット箇所をハイライト |
多彩な検索対象 | ファイルサーバ(Amazon FSx、Isilon、NetApp等も含む)、Webサイト、データベース、Notes、Microsoft 365、Box、Google ドライブ、Garoon、ArcSuite、楽々Document Plus、楽々WorkflowII、楽々Webデータベース 等の横断検索 |
登録商標について
- QuickSolution、クイックソリューション、楽々Document、楽々Workflowは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
- Click Navi、楽々Webデータベースは、住友電工情報システム株式会社の登録商標です。
- ChatGPT、OpenAIは、OpenAI, Inc.またはその子会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- Claudeは、Anthropic PBCの登録商標です。
- Amazon Bedrock、AWS、Amazon Web Services、Amazon Nova、Amazon FSxは、米国Amazon.com, Inc.またはその関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- Isilonは、米国Dell Inc.またはその子会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- NetAppは、米国NetApp, Inc.の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- Notesは、HCL Technologies Ltd.の商標または登録商標です。
- Microsoft、Microsoft 365、SharePoint Online、Office、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- Boxは、米国 Box Inc.の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- Google、Google ドライブ、Gemini、Vertex AI は米国Google LLCの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- Garoonは、サイボウズ株式会社の登録商標です。
- ArcSuiteは、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の登録商標です。
住友電工情報システム株式会社の概要
- 設立
1998年10月1日 - 資本金
4.8億円 - 従業員数
630名 - 代表者
社長 倉富 幸一 - 本社所在地
大阪市淀川区宮原3-4-30(ニッセイ新大阪ビル) - 事業内容
各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守、
パッケージソフトの開発・販売・保守、クラウドサービスの提供
お問い合わせ先
製品に関するお問い合わせ
住友電工情報システム株式会社
ビジネスソリューション事業本部
東京 TEL:03-6406-2840
名古屋 TEL:052-533-8704
大阪 TEL:06-6394-6731
福岡 TEL:092-284-0232
Email:qs-visitor@sei-info.co.jp
本件に関するお問い合わせ
住友電工情報システム株式会社
ビジネスソリューション事業本部 マーケティング室
TEL:06-6394-6754
Email:mkt@sei-info.co.jp
URL:https://www.sei-info.co.jp