最新リリース情報
QuickSolutionの最新バージョンのリリース情報をご紹介します。
QuickSolution Ver.13.5
(リリース日:2025/08/29)
Ver.13.4.2からVer.13.5における、主な変更点(機能の追加や改善、動作環境の変更など)について下記に示します。
1. 生成AI連携(RAG)に関する機能強化(オプション)
単一の文書を指定した対話
検索結果内の単一の文書を指定して生成AIと対話できるようになりました。これまでは検索で抽出された複数の文書の内容にもとづいて対話する仕様でしたが、単一の文書を指定しての対話もできるようになりました。例えば英語等の外国語で記載された文書を要約し翻訳することで、容易に日本語で概要を確認できます。このように利用者の意図に沿った的確な回答が得られるようになりました。
実施頻度の高い指示をクリックで実行
要約/翻訳などのよく使う指示を、対話画面を開くことなくクリックで実行できます。例えば長文の文書を即座に生成AIに要約させて、内容を把握するといった使い方が可能です。クリックで実行できる定型指示の内容は自由に設定できるため、運用に合わせて効率的に検索結果を活用できます。
Amazon Bedrock対応
AWS(Amazon Web Services)が提供するAmazon Bedrockに対応しました。以下の生成AIモデルを使用できます。
- Nova:Nova Pro、Nova Micro
- Claude:Claude 3.7 Sonnet、Claude 3.5 Haiku
対応する生成AIモデルの拡充
以下の生成AIモデルに対応しました。
- ChatGPT:GPT-4.1、GPT-4.1 mini
- Gemini:Gemini 2.5 Pro、Gemini 2.5 Flash
- Claude:Claude 3.7 Sonnet
2. DocuWorksのサムネイル/ビューワ対応(拡張ライセンス)
DocuWorksファイルについて、検索結果のサムネイル/ビューワ表示に対応しました。サムネイルにより、ファイル探しを視覚的にも支援します。さらに高機能なビューワにより、検索キーワードを含む箇所をダイレクトに表示します。ビューワ上ではヒット箇所がハイライト表示され、ヒットしたページだけをページ送りすることもできるため、検索結果の確認効率が大幅にアップします。
3. Garoon連携に関する機能強化(オプション)
クラウド版対応
検索可能なデータの種類として、クラウド版Garoonに対応しました。社内ファイルサーバなどと横断的に検索できるため、保管場所を気にせず目的のファイルを素早く探し出すことが可能です。
認証情報設定の不要化
共通認証情報インポートツールに対応しました。管理者側で認証情報の一括設定が可能となり、利用者側での設定が不要になります。これにより利用者は検索画面にログインするだけで権限を継承した検索が可能になります。
4. ファイルサーバ検索に関する機能強化
Windows Server 2025対応
検索対象のファイルサーバとしてMicrosoft Windows Server 2025に対応しました。
秘密度ラベル対応(オプション)
Microsoft 365の秘密度ラベルで暗号化された、ファイルサーバ上のファイルを検索できるようになりました。暗号化ファイルも含めて何がどこにあるかを意識せずに、AIを活用した高速・高精度の全文検索が可能です。なお本機能を使用するには、秘密度ラベル連携オプションが必要です。
5. Microsoft 365/SharePoint連携に関する機能強化(オプション)
「委任されたアクセス許可」への対応
SharePoint Onlineとの連携に必要なアプリについて、権限の種類として「アプリケーションの許可」以外にも「委任されたアクセス許可」が使用できるようになりました。社内のセキュリティポリシーに合わせて柔軟に選択できます。
SharePoint Server Subscription Edition対応
検索対象データとしてSharePoint Server Subscription Editionに対応しました。
6. Box連携に関する機能強化(オプション)
内部処理の効率化により、フォルダツリーで絞り込みを行わない場合の検索を高速化しました。「スマートクロール型差分更新」かつ「権限継承がACL取込方式」の場合に有効です。
7. Google ドライブ連携に関する機能強化(オプション)
共有ドライブに必要な権限の緩和
社外のユーザにファイルへのアクセスを許可しない場合でも、共有ドライブを検索できるようになりました。
8. 検索対象の拡充
Microsoft Office 2024対応
検索対象データとしてMicrosoft Office 2024に対応しました。
SQL Server 2022対応
RDB連携の検索対象データとしてSQL Server 2022に対応しました。
PostgreSQL 16.6対応
RDB連携の検索対象データとしてPostgreSQL 16.6に対応しました。
9. 稼働環境に関する変更
Windows Server 2025対応
QuickSolutionサーバの稼働環境としてMicrosoft Windows Server 2025に対応しました。
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