「入力値をデータ参照して取得する」を実現する
Microsoft Excel の機能
Microsoft Excelでは、「データの入力規則」機能を使用して「リスト」を設定できます。
この機能を利用すると、手入力で値を入力するのではなく、あらかじめ決められた選択肢から値を選択して入力できます。
例えば、Microsoft Excelに「見積管理」シートと「製品マスタ」シートがある場合、「見積管理」シートの「製品名」のリストの選択肢として、「製品マスタ」シートの「製品名」セルの値を設定できます。 これにより、「見積管理」シートで手軽に製品名を選択できます。
楽々Webデータベースでは、 ポップアップ設定で入力値のデータ参照を実現します。
ポップアップ設定を設定する
項目にポップアップ設定を設定します。
例では、すでにある「製品マスタ」アプリの「製品番号」項目と、「見積管理」アプリの「製品番号」項目を紐づけ、「見積管理」アプリの「製品番号」項目の参照ボタンからデータを選択後、「見積管理」アプリの「製品番号」「製品名」項目に値を自動で入力するように設定します。
設定方法
ポップアップ設定を設定します。
HOMEもしくはフォルダツリーからアプリを選択します。
「…」(三点リーダー) > 設定 をクリックします。フォームで「製品番号」項目をクリックし、プロパティを表示します。
プロパティの「ポップアップ設定」の参照をクリックします。
参照するアプリを検索するポップアップ設定ウインドウが表示されます。
「製品マスタ」アプリを検索し、「アプリコード」をクリックします。参照先アプリ(「製品マスタ」アプリ)の項目の値を、参照元アプリ(「見積管理」アプリ)のどの項目に渡すかを設定します。
「製品番号」「製品名」の「アプリの戻し先項目名」の参照ボタンをクリックし、 値を渡す参照元のアプリ(「見積管理」アプリ)の項目名をクリックします。設定完了後、設定ボタンをクリックします。
更新ボタンをクリックし、設定を適用します。
設定後の動作
「見積管理」アプリの一件登録画面を表示すると、 ポップアップ設定を行った「製品番号」項目に参照ボタンが設定されます。
値の選択
参照ボタンをクリックすると、ポップアップ設定で設定した「製品マスタ」アプリのデータ検索画面を表示します。
データを検索し、検索結果の「選択」をクリックしてデータを一件選択します。
「見積管理」アプリの「製品番号」「製品名」項目にポップアップで選択したデータの値が入力されます。
入力補完
参照ボタンが設定されている「製品番号」項目に、ポップアップ設定で設定した「製品マスタ」アプリにあるデータの値を手入力し、カーソルを外すと、「製品マスタ」アプリのデータを自動で検索します。
1件のみ合致すると、「製品名」項目に製品名を入力します。