最新リリース情報
QuickSolutionの最新バージョンのリリース情報をご紹介します。
QuickSolution Ver.13.2.2
(リリース日:2024/04/01)
Ver.13.1からVer.13.2.2における、主な変更点(機能の追加や改善、動作環境の変更など)について下記に示します。
1.ChatGPT連携(オプション)
ChatGPTと連携し、膨大な企業内情報からユーザが知りたい情報を的確に回答する質問応答機能を搭載しました。必要な情報を検索して抽出し、その内容にもとづいてChatGPTに回答を生成させるRAG(検索拡張生成)という技術を応用しています。例えば、「開発中の製品Aの特長を教えて」や「社内のトレーニングプログラムに参加する方法を教えて」などの自然言語(話し言葉)による質問で問い合わせができ、ChatGPTからの回答に対して、深掘りした質問や「箇条書きで簡潔にまとめて」等の追加の指示もできます。さらに、ユーザの閲覧権限も考慮されているため、その権限の範囲で的確な回答が得られます。ChatGPTとQSの両者が持つ特長を組み合わせることで、情報検索がよりスマートに進化します。
2.楽々Workflow II、楽々Document Plus連携に関する機能強化(オプション)
楽々Workflow II、楽々Document Plusとの連携において、下表の通りサムネイル/ビューワ、インデックスの生成対象とするフォルダ(キャビネット)の指定に対応しました。
<ファイルサーバ検索と楽々Workflow II、楽々Document Plus連携の機能対応表>
サムネイル | ビューワ | インデックス生成対象のフォルダ指定 | |
---|---|---|---|
ファイルサーバ | ○ | ○ | ○ |
楽々Workflow II | Ver.13.2で対応 | Ver.13.2で対応 | Ver.13.2で対応 |
楽々Document Plus | ○ | ○ | Ver.13.2で対応 |
サムネイル対応
検索結果のサムネイル表示に対応しました。ファイル探しを視覚的にも支援します。
ビューワ対応
検索にヒットしたファイルを検索画面上でビューワ表示できるようになりました。高機能なビューワにより、検索キーワードを含むページをダイレクトに表示します。またヒット箇所がハイライト表示され、ヒットしたページだけをページ送りできるため、検索結果の確認効率が大幅にアップします。
インデックス生成対象のフォルダ(キャビネット)指定対応
インデックスの生成対象にフォルダやキャビネットを指定できるようになりました。ユーザの部門別や業務別に合わせて検索対象を分割することで、目的に応じた柔軟な運用を実現します。また、必要な範囲に絞ってインデックス処理を行うことでシステムの消費リソースを抑制し、処理時間を短縮して検索速度や精度を向上します。
3.Microsoft 365/SharePoint 連携に関する機能強化(オプション)
SAML(Azure AD)連携における認証情報設定の不要化
Azure ADと連携してSAML認証でQSの検索画面にログインする場合、これまで利用者単位で必要だった認証情報設定を省略し、ログインするだけで権限を継承した検索が可能になりました。
4.検索対象の拡充
Oracle 23c対応
RDB連携の検索対象データとしてOracle 23cに対応しました。
PostgreSQL 15.4対応
RDB連携の検索対象データとしてPostgreSQL 15.4に対応しました。
PostgreSQLのLargeObject対応
RDB連携の検索対象データとしてPostgreSQLのLargeObjectに対応しました。
5.検索画面に関する機能強化
元文書参照/元文書ダウンロードの切り替え
ファイルサーバ検索において検索結果のタイトルをクリックした際の動作を、従来の「元文書参照(ファイルサーバ上のファイルを開く)」から「元文書ダウンロード(ファイルのコピーをダウンロード)」に切り替えができるようになりました。
もしかしての精度向上
検索キーワードに誤字や変換ミスなどの可能性がある場合に表示される「もしかして」において、提示されるキーワード候補の精度が向上しました。
6.Click Naviに関する機能強化
絞込条件の自動生成(拡張ライセンス)
Enum型の属性検索フィールドから、Click Naviの絞込条件を自動生成できるようになりました。分類情報(例:過去問合せにおける「重要度」や「区分」、「対象製品」など)を用いて簡単に検索結果を絞り込めるため、RDBやCSVに蓄積されたナレッジの活用を一層推進します。
7.管理者向けの機能強化
SAML連携におけるユーザ/グループ情報のインポートの不要化
SAML認証でQSの検索画面にログインする機能において、ユーザ/グループ情報をQSにインポートする手順が不要になりました。導入や運用時のハードルが下がり、より簡単に本機能をお使いいただけます。