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セミナ-情報

導入事例

早稲田大学の開発ツールとして「楽々Framework」を本格採用

早稲田大学様

●楽々Frameworkが早稲田大学独自のシステム開発手法にぴったり適合
●ユーザレビューまでの画面作成工数を大幅削減、既存のシステムとも簡単に連携

早稲田大学の情報化推進プログラム

1882年創設、学生・生徒数56,000人強、専任教員は約2,200人、非常勤講師を含めると6,500人以上を抱える早稲田大学。歴史のある同校では創立150周年迎える2032年に向けてWaseda Vision 150を推進している。情報化戦略については、1997年から独自の情報化推進プログラムを作成し、それに沿って情報化を進めてきた。この情報化戦略は2012年に策定されたWaseda Vision 150とも連動し、職員が実行部隊となってインフラ整備、システム開発、運用管理に取り組んできた。

独自のシステム開発手法「WISDOM」と親和性が高い楽々Frameworkを採用

早稲田大学では事務効率化のため、1980年代に汎用機を使った一次システム構築を外部の専門業者に委託したが、完成したシステムは自分たちが期待していたものと違っていた。この時の反省をもとに、1988年に利用部門主導型のシステム開発手法「Genesis」を確立し、クライアントサーバー型の2次システム開発に適用した。さらに、2004年からはGenesisに戦略やプロジェクト企画立案要素を加えた「WISDOM」を開発した。WISDOMではシステム分析の4つのフェーズが定義され、分析結果を元にシステム開発を行う。さらに、このプロセスをシステム分析だけでなく、上流の企画・立案や下流のシステム開発にも適用しているのだ。

WISDOMのプロセス

また、早稲田大学では、2002年よりオープンソースを使ったシステム開発を始め、同時に開発の標準化を進めてきた。そして、システム開発標準化の見直しをする中で、これまでの自前で開発したフレームワークから、洗練された商用フレームワークの利用について検討する中で、それらを利用した方が簡単に早く開発することができそうだと判断した。そして、色々調査しているうち楽々Frameworkが早稲田の開発手法とよく似ていると感じた。「楽々Frameworkに出会ったとき、WISDOMと似ていると思った。早稲田大学におけるDOA(Data Oriented Approach=データ指向設計)の考え方が、楽々Frameworkとマッチした」と、情報企画部 マネージャーの神馬 豊彦氏は振り返る。

早稲田大学 情報企画部 マネージャー 神馬 豊彦 氏

早稲田大学
情報企画部
マネージャー 神馬 豊彦 氏

楽々Frameworkはデータベースを定義すると、そこからプロトタイプを自動生成し、そのプロトタイプから業務アプリケーションを構築できるようになっている。まずデータベース、すなわち情報分析ありきの思想に、WISDOMとの親和性を感じたのだ。楽々Frameworkを使ってみたいという機運が高まった頃、プロトタイプ的なシステムの開発案件があり、試行的に利用することになった。プロトタイプシステムは出張申請をもとに検討が勧められた。大学教員は一度の出張で複数の訪問先を経由することがある。それぞれが別の目的であるため、予算の仕分けが難しく、さらに、教授会の最終承認までに経由する確認部門が予算や出張先に応じて異なってくる。1件の申請に対して複数の手間が積み重なり、申請が滞ることが多かった。検討は2011年3月から始まった。大学の繁忙期と重なり、現状ヒアリングに3ヶ月ほど費やしたが、国内出張の申請画面は1ヶ月、海外出張申請画面や他システム連携は短期間で完了することができた。

楽々Frameworkによる開発の標準化と効率化

早稲田大学では、従来のシステム開発において画面の動きをいくつかの処理パターンとしてあらかじめ用意し、システム開発の標準化を図ってきた。この考え方はまさに楽々Frameworkの考え方と同じだ。そこで、従来から使用している処理パターンを楽々Frameworkの処理パターンで実現することを考えた。楽々Frameworkではもともとプロトタイプとして利用可能な画面が数多く用意されている。それらの中からよく使うパターンのみを抽出し、従来の標準処理パターンとの対応表を作成することで実現した。これまでの標準処理パターンを継続することで、培ってきた開発の経験を活かすことができ、以後の保守メンテナンスにおいても効率化が可能だ。また、楽々Frameworkの導入によって、画面のモックアップ開発は大きく効率化した。基本設計・概要設計が終わった段階でデータモデルが完成する。従来はそこから画面のモックアップをかなりの工数をかけて開発し、ユーザにレビューしてもらっていた。楽々Frameworkではデータモデルからすぐに画面を作成することができ、ユーザレビューまでの工数や期間を大幅に削減させた。

画面遷移イメージ

勤怠システムの開発

勤務入力画面イメージ

プロトタイプシステムの開発で手応えをつかみ、次に、短期間の臨時雇用者を対象とした勤怠システムの開発に着手することとした。勤怠システムはパッケージを利用する企業が多いが、早稲田大学では様々な部門で年間7,000人の臨時雇用者がのべ16,000件の雇用契約結んでいる。一人の雇用者が複数の雇用契約を結んでおり、雇用形態の複雑さが既存のパッケージにマッチしなかったため、スクラッチで開発することにした。開発にあたっては、従来利用していたphpの自前フレームワークで開発した雇用契約管理システムの契約情報を参照することや、学内で独自構築されている学生、教職員のポータルシステム(Waseda-netポータル)からの呼び出し等、既存システムとの連携の必要があったが、問題なく連携でき、短期間で開発を完了させることができた。

早稲田大学の開発ツールとして活用

「早稲田大学の情報システムを支える重要な開発ツールのひとつとして、楽々Frameworkを活用していきたい」、神馬 豊彦氏は語る。楽々Frameworkを活用することで、これまで培ってきた開発手法を大きく変えることなくシステム開発の標準化に組み込むことができた。すでに楽々Frameworkで2014年3月に開設された国際学生寮の運営システムを構築しており、今後もさらにノウハウを深めシステム化を推進していく予定だ。

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